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【PRイベント】「八女伝統本玉露」がNY進出! マーケティングリサーチを実施

 2017年11月11日にRESOBOX Chelsea(レゾボックス チェルシー店)で、日本有数のお茶の産地・福岡県八女市の高級茶「八女伝統本玉露」のマーケティングリサーチを実施しました。日本茶は、世界的な健康ブームを背景に海外で人気が上昇中。輸出金額はここ10年で約4倍に伸び、産地は海外に活路を見いだしています。

そもそも玉露と煎茶の違いとは?

 「玉露って高級なイメージはあるけど、煎茶とどう違うの?」と思った方のために少し説明します。お茶は基本的に「チャノキ(茶の樹)」という同じ木の葉や茎から作られます。大きく分けると葉を発酵させた「発酵茶(紅茶など)」と、発酵させない「不発酵茶(緑茶全般)」があり、日本で生産されるものは大半が不発酵茶です

 ご存知の通り、緑茶には、煎茶や玉露、ほうじ茶、玄米茶などがさまざまな種類がありますよね。中でも最も流通している煎茶は、日光をしっかりと浴び、渋味成分であるカテキンがたっぷりと生成された茶葉を使うため、程よい渋みでさっぱりとした味が特徴です。玉露はというと、新芽が出始めると、棚を設けるなどして直射日光を遮ってカテキンの増加を抑えることで、甘みが引き立つお茶に仕上げているのです。

 伝統的製法が生む極上品「八女伝統本玉露」 

 八女伝統本玉露は、そんな玉露の中でも、丹精込めて育てられた逸品。収穫は全て手摘みで行い、遮光には藁(わら)を使うなど、昔ながらの伝統的な製法で作られています。2015年には格別の味が評価され、日本茶では初めて国が地域ブランドとして保護する「地理的表示(GI)保護制度」に登録されました。登録産品はGIマークを使用でき、国から手厚く保護されます。「国のお墨付き」を得て販売できるため、付加価値が高まるほか、消費者にとって一目で「高品質」と判断できる材料になるため、地方の隠れた名産品としてPRすることができます。  味はもちろんですが、香りや色艶、形状などによって審査される「全国茶品評会」でも高い評価を受けていたり、6年連続で農林水産大臣賞を受賞していたりと、名実ともに極上品! この高級茶をニューヨーカーがどのように感じるのか楽しみです。

 全米進出へ向け 有識者によるテイスティングを実施

 さあ、試飲会当日。ニューヨークでも食通として知られる「yelp」のエリート会員ら有識者6人を招待し、和やかな雰囲気でテイスティングがスタート。

 まずは日本茶インストラクターが、八女伝統本玉露の歴史や特徴、魅力を資料や動画で紹介し、主役の茶葉が登場。茶葉だけでもとてもふくよかな香りが広がり「癒される」と皆さんほっこり。この感覚はどの国の人も共通のようですね。茶葉の見た目は細くて繊細で美しい! どんな味がするのかワクワクします。

 まるでお出汁のような濃厚な旨味!

 淹れ方も独特。苦味が出ないように40度程度に冷ました湯で2分程度じっくりと抽出し、小ぶりの茶わんに注がれて提供されます。最初の1煎目はわずか13CC。皆さん香りを堪能し、ゴクリ。茶葉から抽出された濃厚な旨味成分が口いっぱいに広がりると「うまい!」と歓声が上がりました。これは緑茶を普段から飲んでいる日本人にとっても衝撃的な味。まるでお出汁を飲んでいるかのようです。続いて2煎目、3煎目と水量や温度、蒸らし時間を変えながら、味わいの変化を楽しみました。後口は、上品な甘さがいつまでも舌に残り、その余韻にうっとり。

 それにしても、日本人でさえ「これはお茶?」と感じさせられる旨味の強さ。モニターとして集まってくれた食通の方々も「これまで口にした日本茶とは全く違う」と驚かれていました。

 ミネラル豊富な茶葉もお野菜のようにいただきます!

 最後に「煎じた後の茶葉は、岩塩やポン酢でいただきます。捨てるには惜しい健康食材なんですよ」とのインストラクターさん。「え?! 茶殻を食べるの?」と、一瞬驚きましたが、流石はニューヨーカー。皆さん興味津々でパクリ。水分を含んでふっくらとした茶殻は、柔らかいホウレンソウのお浸しのような食感。個人差はありましたが、皆さん楽しみながら味わわれていました。この茶殻、ビタミンやミネラルが豊富なのだそう。「スイーツに使うと面白いかもしれないですね」などと会話が盛り上がりながら、試飲会は終了。

  リアルな表情や意見が今後の展開の鍵

 6人という少人数で行うことで、全ての過程でじっくり意見交換ができ、充実した試飲会になりました。

 今回のようなイベントを実施することは、ニューヨーカーの生の声や、リアルな反応を体感でき、想像以上の情報やアイデアを得ることができます。RESOBOXでは、世界展開に向けて前進する八女茶のPR活動を今後もサポートしていきます。

 弊社では、企業さまや自治体からの依頼を受け、米国進出のためのテストマーケティングイベントなどを随時開催しております。これまでに日本酒やがんもどきなど数多くの品を、ニューヨーク市内のレストランや小売店とお繋ぎし、販路を拡大した実績もございます。ご相談等ございましたら、気軽にお問い合わせください。

  • 協力茶園・役所

八女市役所 http://www.city.yame.fukuoka.jp/

株式会社 木屋芳友園 http://www.horyouen.co.jp/