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【イベント】第10回「ORINIGIRI」ワークショップ開催

2019年3月10日、RESOBOX East Village (レゾボックスイーストビレッジ店)で、第10回「ORINIGIRI(オリニギリ)」ワークショプを開催しました。ORINIGIRIとは、日本の国民食「おにぎり」を「おりがみ」の技法で作り、参加者皆で食べるワークショップの名称です(歴史など、詳しい内容は1回のブログをご覧ください)。
 ワークショップでは、建築士でデザイナーの新田知夫さん(東京都)が考案した「ORINIGIRIペーパー」を使用。誰でも簡単に美しい山型のおにぎりが作れます。ORINIGIRIペーパーは、革新的なデザインが評価され、2016年度の「グッドデザイン賞」を受賞。日本はもちろん、さまざまな国で使用されています。

3Dプリンティングとのコラボ デザインの進化を探る 

 RESOBOXでは、このORINIGIRIペーパーを活用し「日本の食文化を学ぶ」「民話を知る」など、毎回さまざまなテーマでワークショップを実施。そして、今回テーマとして掲げたのは「デザインの進化」です。
 着目したのは、近年急速に進化を遂げている「3Dプリンター」。記念日など大切な瞬間をフィギュアにして残したり、オリジナルデザインの雑貨を作ったりする人が年々増加しています。最近では、オフィスなどの建築物を3Dプリンターで作ったという話もニュースで話題に上りました。一枚の紙を立体的に折りたたむことで、おにぎりが作れるORINIGIRIペーパーとは類似ポイントもあり、新たなアイデアが探れそう!
 そこで今回は、ブルックリンにある3Dプリンティング会社「Capture Me In 3D」に協力を依頼。Capture Me In 3Dでは、高度な3Dスキャン技術を活用し、人やモノ、デザイン画などをデータ化し、立体商品にするサービスなどを提供されています。

専門家が可能性をディスカッション 

 当日は、グラフィックデザイナーや3Dプリンティングテクニシャンらが参加してくれました。オリニギリを皆で作って食べたり、Capture Me In 3Dのスタッフからスキャニングのレクチャーを受けたりする約2時間を経て、最後にディスカッション形式で、ORINIGIRIペーパーの用途や、進化の可能性について語り合いました。 「ご飯だけではなく、クッキーの型として使えないか」「構造はそのままに、ペーパーの素材を食べられるものにはできないか」「チーズやキャンディーのフードパッケージとして再利用できたら面白いのでは?」など、面白い意見が飛び交いましたよ。

 これらの声は弊社でまとめ、考案者の新田さんにお届けします。ニューヨーカーの意見を受け、ORINIGIRIペーパーが今後どんな進化を遂げるのか?! 楽しみにしていてくださいね。

 NYが拠点のRESOBOXでは、日本に特化したさまざまワークショップやイベントを随時開催しています。参加者の99%は外国の方々。弊社と一緒にニューヨーカーに向けてイベントを開催してみたい、マーケティングリサーチを行いたいという方はご連絡ください。メッセージをお待ちしております。https://resocreate.com/contact/   

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