2020年2月3日、ニューヨーク市内のワインショップ、ソムリエ、メディアなどの関係者を招待し、「甲州ワイン」のPRイベントを開催しました。
米国のアルコール市場で日本産といえば、日本酒やウィスキーが浸透しつつあります。しかし、ワインを見かけることはほぼないのが現状です。
国税庁は2018年、日本の国産ブドウのみを原料に国内で醸造したワインを「日本ワイン」と表示する新たな基準を導入し、輸入果汁などを使った商品との区別を明確化。海外での普及に向けて本格的に動き始めました。また、日本国内のワイナリーも年々増え、現在300以上が存在しています。本イベントは日本ワインの今後の可能性を探る意味も含め、当社主催で開催いたしました。
欧州で高評価 繊細な味わいで食事に合う白ワイン
今回弊社が紹介させて頂いた甲州ワインは、日本固有のブドウ品種「甲州ぶどう」を使った白ワインで、山梨県が一大産地です。甲州ぶどうの起源は欧州で、日本には遣唐使によって渡来。気候の適した甲州地方(山梨県)で千年以上前から栽培されていたといわれています。現在は県内にある約80のワイナリーで加工され、個性豊かな商品が多数販売されています。
2010年には国際機関に品種登録され、ボトルに表示して輸出することが可能に。本場欧州で高く評価されている逸品もあります。味は全体的に繊細で軽やかな口当たり。食事に合わせやすいのが特長です。
NY市場で好印象 新キーワードが響く
イベント当日は4種類を用意。共同貿易(=米国で寿司ブームを仕掛けなど、日本食の普及に尽力する貿易会社)の担当者にお越しいただき、味の特徴を説明してもらいながらテイスティングや意見交換などを行いました。
紹介させていただいたワインは、
①「シャトー・メルシャン」(キリングループ)の「山梨甲州2017」
②「キスビンワイナリー」(山梨県甲州市)の「KISVIN KOSHU 2016」
③④「勝沼醸造」(山梨県甲州市)の「Arugano Bisque」と「Aruga Branca Brilahante」の4種類です。
来場者からは「日々新たな刺激を求めるニューヨーカーに向けて、常に新しいものを探している。日本の白ワインと出会えてよかった」「ジャパニーズワインという新しいキーワードに心惹かれた」という声をいただきました。また、本イベントを通してリテールショップや日系レストランでの取り扱いに向けて本格始動した商品もあります。今後の展開についても、随時こちらのページで紹介してまいります。
RESOBOXでは、海外進出を目指す企業様に向け、さまざまなサービスを提供しております。海外に拠点を置けない企業様に代わり、NYでのマーケティングリサーチや代理営業を行うサービスは、NYに拠点を置き、地元企業との繋がりのある弊社ならではの強みです。専任のスタッフがクライアント企業の担当者様と綿密な打ち合わせを行い、責任を持って取り組ませていただきます。ご興味のある方は是非問い合わせください。