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【NEWS】「染物の老舗・巴染工〜伝承と革新」展 開催中

巴染工

2019年11月4日から26日まで、RESOBOX LIC(レゾボックス ロングアイランドシティ店)で、「日本の職人シリーズ第一弾〜創業110年の染物の老舗・巴染工〜伝承と革新」を開催しております。
「日本の職人シリーズ」と題した本展は、ニューヨークで、手ぬぐいをはじめとする日本の手染め商品の普及と販売を行う「WUHAO NY 」のオーナー、キッペンブロック琉璃さんが企画。日本文化に特化したギャラリーを所有する弊社と共同で、半年に一度のペースで開催予定ですので楽しみにしていてくださいね。
第一弾は、創業1908年の染めものの老舗「巴染工」(岩手県盛岡市)をピックアップ。伝統の技を守り続ける染めもの職人が手掛けた手ぬぐいや半纏(はんてん)が、店内を和の雰囲気に彩っています。色は日本らしい藍色、シックな赤褐色、ポップな黄緑などバラエティー豊富。柄も龍や和柄文様などが来場者の目を引いています。

写真右/「巴染工」五代目取締役社長・東條誠氏 同中/「WUHAO NY 」のオーナー・キッペンブロック琉璃氏〈Photo by Max Flatow〉

手ぬぐいや半纏 45点の染めものがずらり!

手ぬぐいは、地元盛岡で古くから続く「盛岡八幡宮秋祭り」のために作成されている「火消組手ぬぐい」9柄と、巴染工オリジナルの「盛岡五百羅漢柄」「職人の道具柄」「家紋」、さらに、岩手県出身の作家・宮沢賢治の作品をモチーフにした「雨ニモマケズ柄手」など、合計12種類を紹介。半纏は「盛岡八幡宮秋祭り火消組」の24種類と、オリジナルの刺し子をあしらったもの。さらに、日常でオシャレに着こなせる「刺し子ジャケット」「刺し子パンツ」など、全45点を展示販売しています。

〈Photo by Max Flatow〉

〈Photo by Max Flatow〉

明治時代から続く染めの技術「注染」

手ぬぐいとは、木綿の平織りの布のこと。その歴史は古く、奈良時代には神仏像の清掃する布として、使用されていたという説もあります。一般的に使われるようになったのは江戸時代。現代でいうタオルのような役割を果たしていました。明治時代に入ると、従来よりも複雑な図柄に染めることができる注染(ちゅうせん)と呼ばれる技術が誕生。巴染工ではこの技術を現在も受け継いで残している貴重な染めもの店です。
昔ながらの感覚を必要とする手仕事の技術は、現代の新しい技術では表現できない奥深い魅力があります。ぜひ一度手にとってご覧くださいね。

〈Photo by Max Flatow〉

RESOBOXでは、日本文化を世界に向けて発信しています。また、幅広い企業さまにニューヨークを拠点とした海外進出支援サービスも提供。米国展開初期段階での現地マーケティングリサーチなど、現状に応じたプランをご提案いたします。まずは気軽にお問い合わせください。https://resocreate.com/contact

巴染工のHP
WUHAO NY (NY)のHP
本展の紹介の英語ページ
過去開催のイベント一覧

〈Photo by Max Flatow 〉

〈Photo by Max Flatow〉