2019年2月13日、弊社が米国への進出をサポートしている沖縄エクスカージョンズ様(沖縄)の商品「乾燥もずく」のアンケート調査を行いました。より確度の高い意見を得るため、ビジネスマンやフリーランスのクリエーター、企業家などが出入りする、米ニューヨーク市内のコワーキング(協働)オフィス「 WeWork」で実施。約1時間半で33人から記入式のアンケートと、口頭での聞き取りができました。
認知度はなかったものの「おいしい」と、高評価!
日本で「もずく」の調理法と言えば、三杯酢や黒酢で和えたり、天ぷらにしたりするのが一般的。しかし、今回の調査ではニューヨーカー好みの味で提供しました。トロッとしたもずくに①クリームチーズ②ジンジャー③スパイシー味噌の3種類のオリジナルソースをトッピングし、全種類を味わってもらいました。ソースは、弊社のレストランのシェフが米国人の舌に合うようにと考案したものです。
もずくの見た目が、個性的なため、食べてもらえるか若干の不安がありましたが、これが大好評でした! 正確なアプローチを継続できれば、ヒットも期待できそうです。
米国進出するのであれば、「特別な日に食べる珍しい食べ物」ではなく、国の食文化に合わせた味わい方を提案し、ある一定数の方たちに「常備材」にしていただくべきです。そのためにも現地の人の食文化との融合は必要不可欠です。
美肌やダイエット効果に期待! スーパーフードとしてPR
また、今回は、もずくの健康効果をピックアップし、「スーパーフード」としてもPRしました。その所以は、もずくに含まれる「ぬめり成分」で食物繊維の一種である「フコイダン」。主な働きは、免疫力の活性、糖質の吸収の緩和、肌の保湿効果です。さらにビタミン、マグネシウムやカルシウムなど豊富な栄養素を含み、アンチエイジングの観点でも注目されています。皆さん、これらの特徴を説明すると興味を持たれ、この場で直ぐに購入する方もおられました。ヘルシーブームに湧くNYで、ブレイクする可能性は大いにあります。
米国人の多くは、もずく、ワカメ、昆布…など「海藻」を区別していない?!
本件ではもずくに関する5つの質問と、沖縄の認知度や印象を口頭で調査しました。そこで意外だったのが、米国人の「海藻各種」に対する認知度の低さです。
日本で「海藻」といえば、お出汁に欠かせない「昆布」をはじめ、味噌汁の具材の代表格である「ワカメ」、おにぎりや寿司を包む「海苔」、健康食材としても馴染み深い「もずく」「ひじき」「めかぶ」…と、当たり前のように使い分けています。しかし、米国人の多くは全て「海藻」で一括り。日常であまり口にする機会がないだけでなく、ほぼ区別していないという事実が分かりました。マーケティングリサーチはこのような実態を知ることからスタートします。
これらの結果やデータは、弊社の専門スタッフが資料にまとめて、沖縄エクスカージョンズ様にお渡ししております。結果から得た情報を踏まえた戦略で、長期的なサポートを実施して参りますので、今後の展開を楽しみにしていてくださいね。
RESOBOXでは、自社製品を世界へ広げたい企業様の米国進出をサポートしております。今回のようにイベントを開催してアンケート調査をするなど、さまざまな手法を用い、クライアント企業様への長期的なサポートを行っています。詳しくは問い合わせください。https://resocreate.com/contact/