2018年12月18日、RESOBOX East Village (レゾボックスイーストビレッジ店)で、第13回「飾り巻き寿司」のワークショップを開催しました。今回は「クリスマス」がテーマ、サンタクロースとペンギン、二つの絵柄のお寿司を作りました。
NY唯一のインストラクターが伝授 カップル参加も!
講師は、ニューヨークでは唯一の「JSIA 寿司インストラクター協会」(東京都新宿区)認定インストラクターであるヒロヨ・ベルモンテさん。これまでにカエルやヒヨコなど、見た目も可愛く、味も美味しいレシピを多数伝授してくれています。
集まったのは、カップル、親子、個人で…など、さまざまな国籍の面々。カップルでのクラス参加は、日本人の感覚からすると新鮮ですよね。しかし、以前に墨絵クラスの記事でも紹介したように、NYでは珍しい出来事ではないんです。デートのワンシーンとして一緒に文化を学ぶことが一般的だなんて、とても素敵ですよね。
愛嬌たっぷり!世界に一つのお寿司が完成
さて、設計図のレシピが配られ、早速クラスがスタート。サンタクロースの帽子は、ビーツという赤い野菜で色付けをし、ポンポンにはスティックチーズを使用。口はお魚ソーセージを半円にカットして…と、ヒロヨさんのレクチャーで次々と材料を積み上げていきます。
最後にキュッと簀で巻き、包丁でカットすれば、金太郎飴のように絵柄が現れ、皆さん大興奮! 仕上げに丸くカットした海苔で目をつければ、魂が宿ったかのように愛嬌たっぷりのサンタさんが完成します。
クラフト感覚で参加される女性が大多数
このワークショップシリーズ。若い女性を中心に人気で、開催する度に満員御礼状態! 人気の秘密は、クラフト感覚で気軽に楽しむことができ、料理初心者でも不器用でも味のある愛らしい逸品が完成できるというところです。
「料理を学びたい」と意気込んで来られる方はあまりおられず、「面白そう!やってみると楽しい」という方が大多数。その証拠に、皆さん作り終えると、パクパクっと軽く食べて、持ち帰り用に包み、「帰って誰かに見てもらおう!」と言わんばかりにサクッと帰られます(笑)。普通、味わいについて語り合ったり、作り方のコツや分量をメモしそうなものですが…。これも文化の違い。斬新でおもしろいものです。
手軽さが米国向き 今後の広がりに期待
実のところ米国では、日本のように女性が毎日料理を作るという風習はなく、出来合いの惣菜を買ってきたり、夫婦が交互に料理したりするため、包丁が使えない女性も普通に多数おられます。巻き寿司は、簀をクルッと巻くコツさえ覚えれば誰でも簡単に作れるので、米国人にぴったりハマったのかもしれませんね。今後もどんどん広がる予感がします。
RESOBOXでは、日本文化を世界に向けて発信しています。歴史ある伝統食はもちろん、飾り巻き寿司のように、スタイルを変えながら進化する文化も大歓迎。「こんな教室開いてみたい」「こういった文化を発信して欲しい」など、ご要望のメールもお待ちしています。ワンタイムクラスも随時受け付けていますので、NYに立ち寄る際にもぜひ遊びに来てくださいね!
また、幅広い企業さまにニューヨークを拠点としたビジネスコンサルティングと海外進出支援サービスも提供しています。米国展開初期段階での現地マーケティングリサーチなど御社の現状に応じて丁寧にご提案いたします。詳しくは気軽にお問い合わせください。https://resocreate.com/contact
・過去開催のイベント一覧 https://resobox.com/event/
・第13回「飾り巻き寿司・クリスマス編」英語ページhttps://resobox.com/event/kazari-maki-zushi-vol-13-santa-penguin-sushi/