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【PRイベント】イベント「和ごころーNYC」で姫路市の企業や観光をPR

 2018年9月14、15日の2日間、RESOBOX East Village (レゾボックス イーストビレッジ店)で、兵庫県姫路市の工芸品や食、観光を紹介するイベント「WA-gokoro(和ごころ)ーNYC」を開催しました。店内には、美しい和菓子や、職人技が光る商品がずらりと並び、訪れた日本好きのニューヨーカー約200人を魅了しました。 今回のイベントは、姫路市を拠点に事業展開する6社が共同で企画。「どうすればニューヨーカーの心に響くか」「楽しんでもらえるか」など、弊社と共に内容や展示方法、広報などの計画を5月から練り、約4カ月で開催しました。参加された企業様の目的は「海外進出のためのリサーチがしたい」「商品に対する米国人の生の声を収集し、今後に生かしたい」「新事業をPRしたい」など、各社さまざま。皆さん「今後、姫路市を盛り上げて行きたい!」という熱い思い胸に、一致団結して取り組まれました。

 当日は、ギャラリーの入り口に、高さ約2.5メートル、幅約1メートルのタペストリー6枚を暖簾のように並べ、イベント感満載の演出も行いました。通りすがりの人たちも「え?何かやっているの」と、たくさん入ってきてくれましたよ。

 さて、どのような企業様が出展されたのか気になりますよね! 早速、当日の実況も交えながら、1社ずつご紹介します。(紹介は五十音順)

個性豊かな6ブース ニューヨーカーも釘付け

和菓子店「甘音(あまね)屋」

 2009年に創業し、姫路市内に3つの店舗を持つ和菓子店です。店名は、職人が餡を練ったり、生地を蒸したりする「甘い音」を、和菓子を食べる時に感じて欲しい、という思いからつけたのだそう。なんだか想像しただけで、あんこの甘〜い香りが漂ってきそうですよね。

 今回NYで紹介した和菓子は、小ぶりのみかんを丸ごと使った「みかん大福 味感(みかん)」や、マカロンサイズのカラフルな最中「笑美玉」など、姫路市の店舗でも人気の定番商品です。特にみかん大福は「甘味と酸味のバランスと、ふわっとした求肥の食感がたまらない!」とニューヨーカーも大絶賛。我々スタッフが購入しようとした時には、完売していました(笑)。日本でこの記事を読まれている方は、ぜひ姫路市の店舗へ行かれてみてくださいね。 また、今回、甘音屋さんは「自社のオリジナルスイーツを米国でも広めたい」という目的のもと、販売店やシェフと接触するために、個人としても積極的に動かれていました。NYでみかん大福が食べられる日も近いかもしれません。

革製品店「コクホー株式会社」

 1953年に創業し、各種バッグやランドセル、小物などを製造販売されている革製品専門店です。熟練の技を持つ職人が作る丈夫で美しい商品が定評です。今回は、ビジネスバッグや財布、名刺入れ、コインケースなどがブースに並びました。美しい縫い目や抜群の触り心地に、来場したニューヨーカーも感激していました。

 中でも注目を集めたのは 「プルミエール名刺入れ」。「第38回大阪インターナショナルギフトショー」の新商品コンテストでグランプリを受賞した逸品です。何が凄いのかというと、ケースの中の小さな取っ手を引っ張ると、なんと6枚もの名刺が段々状になって現れ、スマートに取り出せるのです。名刺交換の際に、話が盛り上がること間違いなし! 今後、米国でも人気が出そうな予感に心が弾みました。

姫路の新しい滞在プラン「Travelive HIMEJI」

「Travelive HIMEJI」は、外国人観光客に向けて、体験型の観光プランを紹介するサービスです。英会話教室経営のリトルビッグスターさんが立ち上げた新事業で、外国人観光客が地元の人と触れ合えるプランを多数用意されています。

 例えば、伝統工芸品作りを職人さんから学べたり、禅寺で瞑想や写経ができたりします。来場したニューヨーカーたちも興味津々で「こんな旅行がしたかった」「ぜひ姫路へ宿泊してみたい」と、熱心にお話を聞いていました。「Travelive HIMEJI」は、これから本格始動されるとのこと。ニューヨーカーの生の声が生かされた素敵なプランの誕生が楽しみです!

雑貨ブランド「波音 Namioto」

 総合建築業「平田建設」さんが、次世代を担う子どもたち向けに作る、かばんや巾着袋のブランドです。国産の布を使い、ほぼ手作業で仕上げるなど、温かみを感じる商品が魅力的。わんぱくな子どもたちが、長い間安心して使えるようにと、耐久性を重視されているのもポイントです。

 今回はイベント用に、和柄をあしらった大人向けの巾着袋や、風呂敷などの新商品も準備してくださいました。どの商品もポップで明るい配色が目を引き、「身に着けることで元気が湧きそう」と注目されていました。 「波音 Namioto」が注目された理由はもう一つあります。実はこれらの商品の一部は、障がいのあるスタッフさんが作られています。日本ではまだまだ先進的なワークスタイルですが、米国では当たり前のこと。さらに、このようにして作られた商品を購入し、より多くの雇用環境を生み出そうという考え方が一般的です。波音の商品はもちろん、平田建設さんのような会社が海外でもどんどん活躍し、考え方が多くの人に広がると嬉しいですね。

陶芸ブランド「陶房にちにち」

 姫路市出身の陶芸家・萩原由希子さんのブランドです。萩原さんは、大阪芸大を卒業後、滋賀県や京都、イタリアで技術を磨き、現在は故郷の姫路市を拠点に作陶されています。代表的な作品は、草花や動物の絵柄が、彫刻のように表現された陶器。土が乾く前に、一点ずつ手作業で彫って仕上げるそうです。今回は抹茶用の茶碗をはじめ、カップや皿などがずらり。また、香水瓶を模した、小さなボトルのコレクションや、ブローチなどの小物も展示。個性的で愛らしい作品が来場者を楽しませました。

 アトリエでは教室も開かれているとのこと。「Travelive HIMEJI」のツアーに組み込まれる日も近いのでは?!と、今後の展開も楽しみになりました。

地下足袋ブランド「凛 LINN-S」

 和柄の地下足袋(じかたび)ブランドです。地下足袋とは作業労働用の足袋のことで、江戸時代に登場した革製の足袋がそのまま進化したといわれています。足裏にゴム底が付いていたり、足指が親指と残り4本分の二股に分かれていたりすることで、つま先に力が入れやすく、動きやすいのが特徴です。

 凛 LINN-S」の地下足袋は、履き心地とデザインを徹底的に追求した商品です。体の一部のような自然なフィット感が高く評価され、スポーツ選手も愛用。外反母趾の防止など、さまざまな効果も期待できます。また、布地部分に描かれた亀甲柄や歌舞伎をイメージした和モダンなデザインもとてもおしゃれ! ファッションアイテムの1つとして購入される方も多いそうです。今回も一目惚れして購入されたニューヨーカーがおられましたよ。今年から米国、カナダで流通展開されている注目のブランドです。日本独自の文化と技術が生きた商品の今後に注目していてくださいね。

 以上、バラエティーに富んだ商品の数々。いかがでしたか? 

 私たちRESOBOXスタッフも2日間楽しみながらお手伝いをさせて頂きました。参加された皆さんも「今後毎年定期的に開催したい」と、しっかりと手応えを感じ、帰国されました。

マーケティングリサーチも実施

 おっと!ここで終わりではありません。実は、この2日間、弊社スタッフはマーケティングリサーチを実施していました。リサーチする内容は、それぞれの商品に対する長所や欠点を含む感想はもちろん、どのようなプロモーション方法がより効果的か、などなど…。

 方法は、事前に募集したモニターさんに集まっていただき、約1時間半のブースツアー&座談会を実施。まずは弊社の担当スタッフと共に全てのブースを巡ってもらいます。各ブースで、商品に対するこだわりや思いを店員さんに教えてもらったり、モニター自身が実際に使ってみたり…しっかりと商品を堪能してもらいます。 その後、座談会を実施。当たり前ですが、価値観が日本人と全く異なる彼らの声は、今後海外進出する企業様にとって、とても貴重です。厳しい意見がある一方で「え?! そこが好まれるんだ」と驚かされる部分も多々あります。「NYCのあの店とコラボしたら面白そう」「あの雑貨店に置いてあったら人気が出そう」など、具体的な声も上がりました。会話がヒートアップしてくると、目から鱗な意見も飛び出しましたよ。

じっくり語り合うことで湧くアイデアが今後の武器に

 今回のマーケティングリサーチは、1回の参加人数を3〜5人程度の少人数に絞り、じっくりと本音を語っていただきました。2日間で計6回のツアーを行い、計25人の意見を収集。貴重な声は、しっかりと報告書にまとめさせていただき、後日、担当者様にお渡します。

 今回のイベントを通して出会った企業の皆様の今後の展開、とても楽しみですよね。進展や新着情報は、またこちらのブログで、また報告させていただきます。

 弊社は、クライアント企業様と共に、NYCでのイベントや展示会を開催することができます。海外進出を検討中のマーケティングリサーチのお手伝いはもちろん、今回のように、グループでのイベント開催も可能です。英語が話せなくても、弊社の日本人スタッフが対応しますので安心ください。日本の魅力を世界に向けて発信するイベントを一緒に作りましょう。

出店企業様のWEBページ〉

① 和菓子店「甘音(あまね)屋」http://www.kamada-amaneya.com/
② 革製品店「コクホー株式会社」https://kokuho-j.com/
③ 姫路の新しい滞在プラン「Travelive HIMEJI」https://littlebigstarinfo.com/
④ 雑貨ブランド「波音 Namioto」http://namioto.jp/
⑤ 陶芸ブランド「陶房にちにち」http://nichinichi-pottery.com/
⑥ 地下足袋ブランド「凛 LINN-S」https://www.gravis-j.com/