2018年4月24日から5月24日まで、RESOBOX Chelsea(レゾボックス チェルシー店)で、アーティスト森戸泰光による益子焼の新作展示会「Microcosm」を開催しています。会場には日常使いのカップや皿を中心に、約50点がずらり。益子焼の特徴でもある、鉄釉(釉薬の一種)が醸し出す、赤茶色や漆黒、飴色の素朴な色合いが魅力的です。さらに、展示作品の中には狸をモチーフにした急須など、ユーモア溢れる作品があったり、母子をモチーフにした彫刻作品があったりと見どころ満載。さっそく訪れたファンたちも、じっくりと作品に見入っていました。
「え? 早くもファンが?」と思われた方のために、ちょっと解説。森戸さんは栃木県益子町出身ですが、現在はニューヨークを拠点に活動されており、RESOBOXでの展示も今回で3度目。毎回多くのニューヨーカーが訪れる人気の展示になっているんです。(※2012年の展示の様子はこちら)
実用的な伝統工芸品をNYから世界へ
さて、今回の主役の益子焼。江戸末期からの歴史を持ち、もともとは茶わんや湯飲みなどの日用品として親しまれてきました。昭和初期になると、実用性とともに芸術性も注目されはじめ、現在は伝統工芸として世界に発信されています。
森戸さんも、栃木県から「とちぎ未来大使」に選ばれ、文化を広げているひとりです。RESOBOXももちろん、応援していきます! 美しく、実用的な益子焼の魅力を、より多くの人に体感してもらえると嬉しいです。
RESOBOXは、ニューヨーク市内に3つのスペースを持ち、「日本文化」を核にギャラリーや文化教室、飲食店を展開しています。また、日本にまつわるイベントも随時開催しております。伝統工芸品や伝統芸能を披露したいと思われた方は、是非ご連絡ください。英語が話せなくても、現地のスタッフが丁寧にサポートさせていただくので大丈夫です!
また、上記のような「文化事業」を通して、日本企業の米国進出支援も行っています。現地で培ったネットワークを活用し、精度の高いマーケティング調査ができるほか、商品展示会などイベントの開催も可能。ビジネス、商品企画・製作、デザイン等、それぞれの専門の知識を持つスタッフが在籍し、お客さまのニーズにお応えします。
- 弊社スペースでの展示、イベント開催はもちろん、米国進出に興味がある方は、まずはご連絡下さい。https://resocreate.com/contact/
- 過去開催のイベント一覧 http://resobox.com/event/
- 森泰光 http://www.moritoyasumitsu.com/
- 益子焼の個展「Microcosm」の英語ページ https://resobox.com/exhibition/microcosm/