イベント

【NEWS】ART展「Shironuri: Transforming a Single Face」開催

 2018 年4月12日から5月9日まで、RESOBOX East Village (レゾボックス イーストビレッジ店)で、プロのアーティストとして30年以上のキャリアを持つ、キャサリン・ラドクリフ(Katherine Radcliffe)さんの個展「Shironuri: Transforming a Single Face」を開催しています。キャサリンさんはユニセフのカードデザインをはじめ、さまざまな商業商品のパッケージデザインを担当したほか、80歳を超えた今もなお、重度の病気の方々に無料のアートワークショップを開催するなどニューヨークで活躍されています。

 今回の個展では20作品を披露。テーマは「白塗り」です。美しいマーブル調の背景画に、「白塗り」を施した女性の写真をコラージュしています。美しさと怖さを併せ持つ彼女の作品。不思議と心惹かれ、じっくりと見入ってしまいます。

日本の伝統芸能に欠かせない白塗りを絵画で表現

 「白塗り」は、日本舞踊や歌舞伎、神楽など、日本の伝統芸能のメイクで見たことがある方も多いのでは? なぜ白く塗るのかについては諸説あります。例えば「照明設備の整っていない江戸時代ごろに、遠くの観客にも演者が見えやすいように」「演者が役柄の男女差の壁を超えるため」「この世のものではないモノを演じ分けるため」…などなど。なんだか日本の歴史を紐解きながら展示を観ると、より面白くなってきますよね。

 また、今回の作品のモデルにも注目です。実は、RESOBOX の文化教室で日本舞踊の講師を務めるヘレン・モスさんなんです。キャサリンさんは、ヘレン先生が伝統的なメイクで顔を変化させているシーンに魅了され、これらの作品を制作することに至ったそうですよ(舞踊の教室も好評です。興味がある方は是非お声がけくださいね。美しい佇まいや所作を学ぶことができます)。

 オープニングイベントでは三味線の生演奏も披露

 4月12日のオープニングレセプションでは、津軽三味線・琴・沖縄三線・演奏家である小山貢山さんらが、会場で生演奏するパフォーマンスも行い、とても盛り上がりました。

 RESOBOXは、NY市内に3つのスペースを持ち、「日本文化」を核にギャラリーや文化教室、飲食店を展開。毎日のように多くのニューヨーカーが訪れてくれています。

 また、上記のような「文化事業」を通して、日本企業の米国進出支援も行っています。現地で培ったネットワークを活用し、精度の高いマーケティング調査ができるほか、商品展示会などイベントの開催も可能。ビジネス、商品企画・製作、デザイン等、それぞれの専門の知識を持つスタッフが在籍し、お客さまのニーズにお応えします。

 また、これまでにニューヨークで活躍する多数のアーティストの個展も開催しているため、御社の商材とアーティストとのコラボレーション商品のご提案もできます。

https://resobox.com/exhibition/shironuri-transforming-a-single-face/