2018年3月31日にRESOBOX East Village (レゾボックスイーストビレッジ店)で「日本酒」をテーマにしたイベントを開きました。今回は、創業340年の酒蔵「寺田本家」が主催。参加者の皆さんには、発酵文化を学び、試飲を楽しみ、さらに麹や酒粕を使った料理も味わっていただくという、てんこ盛りの内容です。実は、予約受付段階から話題を呼び、準備した50枚のチケットはすぐに完売しました。
日本の酒蔵の魅力 五感で体感
イベント当日。まずは、寺田本家24代目の寺田勝さんが、日本酒の発酵過程や微細物の働きについて、スライドを使いながら丁寧に講演してくれました。蔵（醸造場）に住みついた天然の酵母があるからこそ独特の味を演出できるというお話には、ロマンを感じましたよ! 日本各地にある酒蔵の味がそれぞれ違うのは、原料の米や水が違うだけでなく、酵母が個性を持っているからなんですね。
素敵なお話を聞いていると…もちろん飲みたくなります！ さあ、お待ちかねの試飲。看板商品の「五人娘」をはじめとす寺田本家特製の「自然酒」は、添加物を一切使わず、手間暇かけた製法で作られています。参加者の皆さんには異なる５種類が振る舞われました。「甘みが強くて奥深い味わい」「後口がスッキリして好み」などと語り合いながら日本酒が醸すさまざまな味に感激されていました。
さらに、妻で料理人の聡美さんのお料理が登場！ メニューは、酒粕を練り込んだクラッカーとお豆腐の塩麹マリネ、酒粕を使ったソース付きのバーニャカウダの3品。どれもヘルシーで美味！ 日本酒は知っていても、酒粕や塩麹を知っている人は極々わずか。しかし、この日の反応を見ていると、ひょっとしてニューヨークでもパワーフードとしてネクストブレイクするのでは？！と期待がよぎりました。
というのも、現在ニューヨークは空前のヘルシーブーム。自然派のレストランも次々とオープンしています。実は、今回のイベントにもオーガニックをコンセプトにしたレストランをオープンする方が３人で来られていて、熱心に話を聞かれていましたよ。
酒粕や塩麹… 日本酒の副産物も好評でした
そんなわけでイベントは大盛況！ 参加者の皆さんから回収したアンケートにも「予想以上に奥深い味わいの酒だった」「さっぱり味や濃い味など、日本酒にも様々な種類があり驚いた」「酒かすや麹を初めて知った。料理がこんなに美味しくなるなんて感激した」など、貴重な意見がびっしりと書かれていました。国や文化が違うと、感じ方も全く異なるので、集計作業は新しい発見がいっぱい。まとめた結果は、もちろん寺田本家さんにお届けさせていただきました。現在は欧州で事業展開されている寺田本家さんですが、今回のイベントで手応えを受けて「今後ニューヨークでも展開したい」とお話されていました。
RESOBOXでは、「うちの商品が海外で受け入れられるか試したい」「どんな人種に好まれるのか調査した上で、進出国を検討したい」という企業の方と一緒にイベントを作り、開催しています。150もの人種が暮らす街だからこそできる調査です。海外進出前の企業さまや、リトライされる企業さまも気軽にご相談ください。NYから世界へ向けて日本の商品を発信していきましょう！
また、幅広い企業を対象に、ニューヨークを拠点としたビジネスコンサルティングと海外進出支援サービスを提供しております。「細かい分析が欲しい」「現地のニューヨーカーから内容の濃い、意見を集めたい」「大量のアンケートで市場調査したい」など、気軽に問い合わせください。
- 弊社スペースでのイベント開催に興味がある方は、まずはご連絡下さい。https://resocreate.com/contact/
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