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【イベント】10種の日本酒と、マリアージュを堪能する企画展を開催

 2017年9月5日から10 月2日まで、RESOBOX LIC(レゾボックス ロングアイランドシティー店)で、ニューヨーカーに日本酒を楽しんでもらうための企画展を開催しました。ひとえに日本酒といっても、大吟醸、純米酒、本醸造酒など種類はさまざま。さらに産地や蔵元によって、味が全く異なります。日本酒の認知度が高まりつつあるニューヨークですが、”日本酒=sake=特定の1種”と勘違いしている人も少なくありません。日本人でも「スッキリとした辛口は好きだけど、甘口は苦手」など好みがありますよね。1種類だけ飲んで、苦手と思われてはもったいない。そして食べ合わせを楽しむことで、より味わい深くなる日本酒の魅力に触れてほしいと企画しました。

 食べ合わせは、口の中に料理の余韻があるうちに、その料理と相性の良いお酒を合わせることで、より美味しさを感じるステキな瞬間を堪能できます。1+1が2ではなく、3にも5にもなるんですよ! 近年ではフランス語で「結婚」を意味する「マリアージュ」と呼び、ワインやウィスキーなどさまざまなアルコールで、研究が行われています。 

 今回の展覧会は、RESOBOX のレストランスペースも活用して展開しました。気になるお酒を見つけたら、そのまま座席で料理とのマリアージュも味わってもらえます。

 展示品は特徴が異なる10種類の日本酒。爽やかで飲みやすい旭酒造(山口)の「獺祭」、辛口で切れ味が良い南部美人(岩手)の「南部美人」、酸味と旨みのバランスが絶妙な三宅本店(広島)の「神力 生酛 純米無濾過原酒85」など。パネルには酒の解説はもちろん、各蔵元から聞いたお薦めの食べ合わせ料理も紹介しました。また、レストランメニューからも相性の良いおつまみを表記。来場した方々は、納得のマリアージュに満足されていましたよ。

 しかし、これだけで終わらないのがRESOBOXです! ギャラリーの壁の一面にニューヨークの地図を描き、自分が気に入った日本酒が、どの地区のどの飲食店で飲めるかを分かりやすくまとめました。まさに「NY日本酒マップ」です。そこへ行けば、店主こだわりのマリアージュメニューを披露してくれること間違いなし! 来場されたお客さまはもちろん、飲食店の方々にも喜んで頂けました。

 RESOBOXは、ニューヨーク市内に3つのスペースを持ち、「日本文化」を核にした展示を行うギャラリーや文化教室、飲食店を展開しています。またイベントも随時開催しています。興味のある方はぜひご連絡ください。

 さらに、上記のような「文化事業」現地で培ったネットワークで、精度の高いマーケティング調査ができるほか、商品展示会などイベント開催も可能。ビジネス、商品企画・製作、デザイン等、それぞれの専門知識を持つスタッフが在籍し、お客さまのニーズにお応えします。

〈展示した日本酒の蔵元〉