2017年10月6日から11月1日までRESOBOX Chelsea（レゾボックス チェルシー店）で、「富士山」にまつわる古写真の展覧会を開催しました。展示作品は、米ニューヨーク在住の古写真収集家スタンリー・Ｂ・バーンズさん所有のコレクションから、明治期（1868-1912）に撮影されたものをセレクト。富士山をメインにした写真はもちろん、山を背景に庶民の日常を切り取ったものなど約20点を展示しました。
ギャラリー内に飾られた鮮やかな色彩の展示品に、「モノクロしかない明治期にカラー？」と疑問に感じた方も多いのでは？ 実は今回紹介した古写真は、モノクロ写真に絵師が色付けした「彩色写真」と呼ばれるもの。外国人観光客向けのポストカードとして、作られたのが始まりといわれています。というのも、長年に渡って鎖国をしていた日本は、外国人から見ると神秘の幕に閉ざされた島国。そんな国の様子を垣間見れる写真は、お土産として喜ばれていたそう。そんな中、モノクロよりカラーが分かりやすくて美しいと人気が出たようです。
今回の展覧会を主催したバーンズさんは、1975年に古写真と出合い「歴史的な価値」「文章表現を超える説得力」に感動。その後、さまざまな国で収集を始めたそうです。現在は100万点以上を所有。展覧会の開催や貸し出し、出版などに積極的に取り組まれています。
実はRESOBOXでの展示も今回で6回目。毎年テーマを変えて展示する人気シリーズになっています。次回はどんなテーマになるのか楽しみにしていてくださいね。
RESOBOXでは、日本文化を核にした展覧会やイベントを、ニューヨーク市内に所有する３つのギャラリーで開催しています。また、日本食を提供するカフェ、日本文化を学べるカルチャー教室も運営しています。
さらに、このような文化事業で培ったネットワークを活かし、海外進出支援サービスも行っております。マーケティングリサーチやイベント出店、米国に合わせた商品開発やブランディング・デザインはもちろん、NY在住のアーティストとのコラボレーション企画なども可能です。興味がある企業様はまずは気軽にご連絡ください。
●弊社スペースでのイベント開催に興味がある方は、まずはご連絡下さい。https://resocreate.com/contact/
●過去開催のイベント一覧 http://resobox.com/event/
●古写真展「富士山」の英語ページ http://resobox.com/exhibition/fujisan-eternal-symbol-of-japan/