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【PRイベント】日本企業の食材をPR 「ジャパニーズ ビーガンフェスティバル」を開催

ビーガンフェス

2019年7月20日、マンハッタンにあるRESOBOX East Village (レゾボックス イーストビレッジ店)で、弊社として初の試みとなる「ジャパニーズ ビーガンフェスティバル」を開催しました。
店内には、日本のビーガンフードを紹介する7つのブースが並び、来場した130人のニューヨーカーに、新たなヘルシー食材との出合いの場を提供。豆腐を使ったスイーツや、パワーフード「モリンガ」を練り込んだ麺を使用した味噌ラーメンが人気を集めました。

ミレニアル世代の若者が多数! 拡大必至の市場

皆さんはビーガンをご存知ですか? ビーガンとは、卵や乳製品を含む、動物性食品をいっさい口にしない完全菜食主義者を指します。日本ではまだ聞き慣れない言葉かもしれませんが、米国には現在約2千万人が存在するといわれています。
NY市内を散策すると、街の至る場所にビーガンやベジタリアンの人に特化したスーパーマーケットやレストランが軒を連ねています。
また、ビーガンは米国でミレニアル世代といわれている20代から35歳くらいまでの若い世代に多く、今後さらなる市場規模拡大が予想されています。今回のイベントは、そんな米国市場への参入を目指す、日本企業を一挙にプロモーションするため、企画開催しました。

ヘルシーな「男前豆腐」 がんもどきの「羽二重豆腐」ら7社が出店

参加企業は豆腐や製麺メーカーなど全部で7社。各社の主要な食材を米国人好みに調理し、各ブースで提供しました。購入者には食材の魅力を伝えると共に、NY市内で購入できる場所や、メニューとして提供するレストランも紹介。ファンやリピーターを増やし、ニューヨーカーの生活に根付かせるための取り組みを行いました。
参加企業は下記の7社。提供したメニューと共に紹介します。

男前豆腐店(京都府南丹市)
2005年に京都で創業。国産大豆を使った濃厚な風味が特長の豆腐メーカーです。ユニークなネーミングやおしゃれなパッケージで豆腐のイメージを一新したことでも有名。若い世代にファンが多く、豆腐業界のパイオニアといわれています。NYでは2007年からスーパーなどで販売をスタートされています。
【提供したメニュー】「豆腐プリン」…ミキサーにかけて滑らかにした豆腐にメープルシロップをブレンド。ココアパウダー、クランベリー、クルミをトッピングし、ヘルシーなスイーツに仕上げました。

サンヌードル(ハワイ州ホノルル市)
「本物の日本の麺を、ハワイそして全米に届けたい」。創業者の夘木栄人さんが、単身でハワイに渡り、1981年にゼロから立ち上げたアメリカ有数の麺ブランドです。ハワイはもちろん、北米、南米、欧州のレストランや食料品店に商品を卸されています。今回は「モリンガヌードル」を出品。モリンガヌードルとは、必須アミノ酸やポリフェノール、ギャバを含むなど栄養価が高いと注目されている植物「モリンガ」を練り込んだ麺です。
【提供したメニュー】「モリンガヌードルの味噌ラーメン」…デトックスやアンチエイジング効果を期待できるモリンガヌードルに色鮮やかな野菜をトッピングし、濃厚な味噌スープで頂きます。

羽二重豆腐(石川県金沢市)
1923年創業の大豆の加工食品の製造販売の老舗。米国では珍しい小粒のがんもどき(枝豆やレンコン入り)の販売を、ヘルシーブームの米国にターゲットを絞り、進められています。
【提供したメニュー】「ビーガン豆腐ナゲット」…枝豆を練りこんだがんもどきに、アボカド、ビーガンチーズ、トマトソースのオリジナルソースをかけて提供しました。

沖縄エクスカージョンズ(沖縄県那覇市)
「沖縄の食文化を世界にPR」というコンセプトのもと、訪日観光客に向けた「料理体験観光プログラム」の運営や、飲食店の経営などを行われています。現在、米国市場においての「もずく販売」について市場調査を実施中。
【提供したメニュー】「もずく天ぷら寿司」…沖縄ではもずくの定番の食べ方である「もずくの天ぷら」を生野菜と一緒に巻き寿司にしました。

マルヤマ食品(和歌山県みなべ町)
紀州みなべ町に構える自家農園と、契約農家が収穫する南高梅を使用した梅干しや梅の加工品を製造販売されています。梅干しは、日本では健康食材の代表的な存在ですが、NYではほぼ知られていないのが現状。今回は、初心者でも食べやすいようにソースとして提供しました。
【提供したメニュー】「梅のソースで食べる生春巻き」…梅肉をメープルシロップ、ショウガ、ニンニクとブレンドし、ジューシーなソースに仕上げました。野菜たっぷりの生春巻きに添えて出品することで、イベントでも大人気に。

東洋ライス(東京都中央区)
日本の大手精米機、米穀メーカー。糖質とカロリーを抑えつつ、ミネラルなどが豊富な玄米の栄養素を残した美味しい白米「金芽米」を開発され、海外展開をされています。金芽米は、継続摂取することで便通が改善するなどの健康効果も臨床試験で確認されています。また、金芽米の手法を応用した玄米「金芽ローカット玄米」も、栄養豊富で消化性が良いと、国内外で話題です。
【提供したメニュー】金芽ローカット玄米の梅がゆ…「金芽ローカット玄米」を玄米おかゆでサーブ。マルヤマ食品の梅商品「パラパラ梅」、金芽米はもずく寿司ロールのお米として使用させてもらいました。

南部美人(岩手県二戸市)
5代目の久慈浩介さんが、海外市場開拓などに懸命に取り組み、岩手の日本酒の知名度を向上させたことでも有名な蔵元です。また、酒造りにまつわる知識(酒米の種類や精米歩合、気温に合わせた吸水時間の決定など)を人工知能(AI)で継承するなど、新たな取り組みも行われています。
【提供したメニュー】「南部美人」(3種類)…大吟醸や純米吟醸など3種を飲み比べできるセットを提供しました。

終日超満員! 大盛況

イベント当日は、11時半の開場と同時に、店内は一気に超満員状態になる盛況ぶり! 来場者の方には、20ドルで3つのメニューを味わえるチケットを購入していただいたのですが、絞り切れずに追加で購入される方もたくさんいらっしゃいました。また、弊社では、専任のスタッフがマーケティングリサーチも同時に実施。クライアント企業様の今後に繋がるデータを収集し、資料作成も致しました。
本イベントの来場者ですが、全体の8割が20〜30代。7割がビーガンまたは、ベジタリアンの方でした。ビーガンをターゲットとする商材の需要が、今後さらに拡大することは間違いなさそうです。

米国を中心に増加するビーガン。志す人の多くは「健康」や「美容」「ダイエット」が目的のケースが多いようです。ただ、熱中していくうちに、身の回りのものからできるだけ動物由来のものを避けることで動物の命を尊重する「エシカル ヴィーガン」になるなど、ビーガンを実践することで「環境保全」や「動物保護」「飢餓削減」などの社会問題について考えたり、取り組んだりする方も多数おられます。体にも環境にも良いとなれば、今後よりブームが加熱し、日本でも一般的になる日が近いかもしれないですね。

日本の食材の中には、海外でブレイクする可能性を秘めたものが多数あります。RESOBOXでは今後も、国内に留まっていては勿体無い魅力的な商材を海外で広げる取り組みに尽力してまいります。今回が初開催の「ジャパニーズ ビーガンフェスティバル」もバージョンアップさせながら継続いたします。出展などのご相談は随時受け付けていますので、気軽に問い合わせください。

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