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【NEWS】NYの盆栽スペシャリスト 卓越した技術を披露

盆栽作家

 2017年8月11日から9月2日まで、RESOBOX LIC(レゾボックス ロングアイランドシティ店)で、盆栽作家の米国人、ジュリアン・ベラスコさんの個展を開催しました。会場には、細部まで作家の心遣いが行き届いた美しい盆栽20鉢が並び、訪れた多くのニューヨーカーを癒やし空間へ誘いました。

 ジュリアンさんは、北米最大級の植物園「ブルックリン・ボタニック・ガーデン」内で、400鉢もの盆栽を扱う「盆栽博物館」に10年以上キュレーターとして務めたスペシャリストです。RESOBOXのカルチャークラスでも、盆栽の講師を担当。繊細な技術と抜群のセンスでファンも多く、クラスはいつも大盛況なんですよ。

盆栽NY

類稀な「生きる芸術」

 盆栽は、数ある芸術の中でも「生のあるもの」を使い、成長や変化することを考慮しながら表現する特殊なアートです。本展でもその特徴を踏まえたジュリアンさんが、小さな作品の中で四季や宇宙、精神論など雄大なテーマを表現。老若男女問わず、さまざまな人たちに、日本が誇る「生きる芸術」の魅力を届けました。

 ギャラリー内に配置された20の作品は多種多様。鉢を使わず、むき出しになった苔の部分も見せた迫力ある作品や、立ち上がる幹から力強さが伝わる作品、枝ぶりのバランスが絶妙なものなど…。余白も含めた空間美に、うっとりとさせられました。見れば見るほど、新しい発見があり、時間を忘れ見入ってしまう来場者も多くおられましたよ。

工事現場の男性らが魅力に惹かれて初来場! 

 また、会期中に印象的な出来事がありました。ギャラリーの近くの工事現場で働かれている男性たちが、初めて店内に入ってきてくれたのです。私たちスタッフも通勤時に彼らを見かけることがあり、存在は知っていましたが、「なぜ?!」とドキドキ。
 興味津々でお声掛けすると「外から見えた盆栽の力強さ、美しさに惹かれ、近くで見てみたくなった」と、目を輝かせながら教えてくださいました。我々も嬉しくなり、盆栽のことや日本文化のことなどをお話しさせていただきました! 皆さん、じっくりと店内の作品を鑑賞し、満足して帰って行かれました。

 ロングアイランドシティ店では、これまでに何十もの展示会を開催してきましたが、今回のような出来事は初めて。盆栽が、絵画や造形作品など一般的なアートとは一線を画する存在ということを体感した、歴史に残るワンシーンだったように感じます。「自然」に「人」が手を加えることで、魅力を際立たせる芸術である盆栽に、「国境」や「人種の壁」は無意味。世界中の人を虜にする魅力を秘めた存在であることを、目の当たりにしたひとときでした。

「BONSAI」は世界の共通語。欧米、アジアで特に人気

 この出来事から感じ取っていただける通り、盆栽は近年、世界中に広まりつつある日本を代表する伝統文化の一つです。日本国内では「年配の方々の趣味」と思っている人も多いのですが、欧米では既に「BONSAI」として認知され、人気は年々広がっています。

 2017年4月に埼玉県で開催された第8回「世界盆栽大会」には、40の国と地域から約4万5000人の愛好家が参加。300点を超える作品が展示され、一流の盆栽作家によるデモンストレーションには外国人観光客が長蛇の列を作り、大賑わいでした。「世界盆栽大会」は、1989年に埼玉県さいたま市で盆栽文化の普及と国際交流を目的に始まり、4年ごとに会場を変え、欧米やアジア各国など世界各地で開催されています。

無形文化遺産に登録も検討

 また、日本貿易振興機構によると、盆栽をインテリア感覚で楽しむ海外人が増え、日本の盆栽の輸出額は年々増加。2001年は6億4000万円でしたが、2016年には80億円を突破したと記録。今後も伸びると予想されています。

 さらに文化庁は、日本の伝統文化である盆栽を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産への登録申請の対象として検討することを決定。「和食」に続き、日常生活に関連する遺産として登録される日は近いはず! 今後、盆栽人気がさらに加速する予感です。        

 RESOBOXでは、日本の伝統文化を、NYから世界に広げていく活動に力を入れていきます。弊社のギャラリーは、訪れる人の99%が非日本人です。NYで商品を展示してみたい、伝統の技を披露してみたい方は、お声掛けください。

 また、弊社では海外進出支援サービスも運営。幅広い企業を対象に、ビジネスコンサルティングや海外進出の相談を受け付けています。自社の製品について「細かい分析が欲しい」「現地のニューヨーカーから内容の濃い意見を集めたい」「大量のアンケートで市場調査したい」など、ご要望がございましたら、気軽に問い合わせください。

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