2019年4月6日、RESOBOX LIC(レゾボックス ロングアイランドシティ店)で、日本酒の奥深い魅力に触れてもらおうと、1本の日本酒をさまざまな味わい方で楽しむイベントを開催しました。
日本酒の魅力は、温度や時間の経過で味が微妙に変化し、同じお酒でもいろんな味が楽しめるところです。常温の酒「冷や」、冷蔵庫や氷で冷やした「冷酒」、温める「熱燗」などは一般的ですよね! RESOBOXのレストランでも、これらを味わうイベントなどを随時開催し、日本酒のバラエティー豊かさをPRしてきました。今回は、さらに一歩踏み込み、カクテルにして味わう楽しみ方や、器を変えることで感じる味覚の違いを参加者と共に探りました。
新潟の「越乃冬雪花」 抹茶ラテやコーヒーでホットカクテルに変身
ピックアップしたお酒は、1899年創業の老舗「高野酒造」(新潟)の代表銘柄の一つ「越乃冬雪花 純米吟醸」。高野酒造がモットーとする「一口目においしいお酒よりも、二口目、三口目と杯が自然と進む飲み口が軽やかで、飲み飽きしない酒造り」という理念が活きた、やや辛口で後味がさっぱりとした飲みやすさが魅力の一本です。ここNYでも販売され、国内外で人気の商品なんですよ。さて、カクテルのラインアップは下記の通り! 全て1対1の割合で頂きました。
①吟醸ソーダ(日本酒×炭酸水)
②レッドサン(日本酒×トマトジュース)
③酒スクリュードライバー(日本酒×オレンジジュース)
④和み(日本酒×抹茶ラテ)
⑤酒ロイヤル(日本酒×コーヒー)
日本人でもなかなか味わったことがある人はいないレアなラインアップですよね。これが意外にも美味。吟醸ソーダについては「もっと、パンチのある炭酸で割った方が美味しい」といった意見も。参加者みんなでわいわい議論しながら味わいました。
反響が大きかったのは、抹茶ラテとコーヒーを日本酒で割ったホットカクテル。冷たい飲み物のイメージが強いカクテルですが、温めることで味わい深くなる日本酒ならではの完成度の高さでニューヨーカーを魅了しました。
器による味の違いに大反響!
また、今回は容器を「陶器」「プラスチック」の二種類で用意。それぞれで味わう時の味覚の違いも検証しました。
味が変化する理由は「容器の傾き」「唇に触れる部分の厚さ」の2点で説明。プラスチック製の容器は薄く傾きがあるものを用意したため、ドリンクがスムーズに口に入ってきて飲みやすく、陶器は厚みのあるお猪口を用意したため、ドリンクが舌の上にボテンと乗るため、風味が直接的に感じられます。この違いには皆さんかなり驚かれるなど反応が大きく、実感してもらえたようでしたよ。
「お神酒(みき)あがらぬ神はない」と言われるように、日本では太古から神様に酒を供える習慣があり、神様がなめた酒を人間も一緒に楽しんだことが、現在の宴の始まりだといわれています。そう考えると、今回のように、遊びの中で楽しく頂くのが日本酒の神髄かもしれませんよね。
世界各国に存在するお酒ですが、中でも奥深い魅力を秘めた日本酒。RESOBOXでは今後もさまざまな可能性を模索して提供することで間口を広げ、世界中にファンを増やせるよう、尽力して参ります。
RESOBOXは、米国ニューヨーク市を拠点に日本文化を世界に向けて発信しています。「自社の製品でイベントを開いてみたい」「米国の企業とコラボレーションした商品を開発してみたい」などのリクエストがございましたらぜひご連絡ください。また、当社ではNYを拠点としたビジネスコンサルティングや海外進出支援サービスも提供しています。米国展開初期段階での現地マーケティングリサーチなど御社の現状に応じて丁寧にご提案いたします。まずは問い合わせください。https://resocreate.com/contact