2015年1月31日から2月1日まで、RESOBOXがニューヨークを飛び出してメキシコシティへ行ってきました。目的は、 日本の文化や企業を発信するイベント「クールジャパン・ワールドトライアル インメキシコ」(経済産業省主催)への出店です。
このイベントは、日本の内閣府による「クールジャパン戦略」の政策の一つで、今後高い成長が見込める新興国で「日本の魅力ある文化や商品、サービスを広めよう。そして、現地での販路拡大を促進しよう」という内容です。
メキシコ市民に向けて8社が選定。食やアートを紹介
今回は、食、ポップカルチャー、伝統文化などのコンテンツを持つ8社が選定され、大型ショッピングモールで現地の一般消費者や企業に向けて広くアピールしました。
いざ出店! となった時に困るのが、RESOBOXが扱う日本文化のコンテンツの多さ。出店ブースの広さは限られているため、何を展示するかを絞る必要があります。「全部持って行って日本のアーティストや企業をアピールしたい!」という気持ちはやまやまですが、今回はより日本的な要素の強い5つをピックアップしました。
菰樽(こもだる)、居合道が大盛況!
ラインアップは、江戸時代にお酒を運ぶために作られ、形状を変えながら進化している「菰樽(こもだる)」、枠にとらわれない迫力と発想で描かれた「墨絵作品」、国外でも人気の毛糸で編むぬいぐるみ「あみぐるみ」、淡く染色した布で雲海を表現した「絹画」。
そして、ステージコーナーでは、代表の池澤自らが道着を身にまとい「居合道」を披露しました。凛とした体勢と、居合刀を美しく操る姿が観衆を引きつけ大盛況。RESOBOXは居合道をはじめ、舞踊や華道、アニメーションなど、幅広く日本の文化を学べるクラスも開催しており、ニューヨークでも、外国人が日本に興味を持つきっかけになっています。メキシコシティでも「サムライだ」「かっこいい!」と、小さなお子さまから、年配の方まで、老若男女問わずステージを楽しまれていました。
「モノ」はもちろん「人」の普及も成功の鍵
イベントは、好評のうちに終了。親日的なメキシコ市民の温かい反応に、今後、日本の食品やモノが、さらにメキシコで広がっていくと確信できました。(ちなみに菰樽(こもだる)は、現地の大手日本料理チェーン店に気に入っていただき、納品が決定。中南米進出の第一歩を踏み出しました)
さらにRESOBOXとしては各国において、日本の「モノ」にとどまらず、「人」の普及にも注力したいと考えています。アーティストやパフォーマーなど、人を感動させたり、夢を与えたりできる日本人が国外で活躍することは、その国における日本全体のイメージを向上させ、目に見えない経済効果や外交効果を創出してくれるはずです。
米国はもちろん、中南米への日本文化の普及にも注力
RESOBOXは、NY市内に3つのスペースを持ち、米国における「日本の文化の発信拠点」として、バラエティーに富んだ活動を行なっています。NYを拠点にしている理由の一つは、日本から遠く離れ、地球の裏側にあるという点。「米国、中南米はもちろん、将来的には欧州まで。日本文化の普及は弊社が担う」という気概を持って、取り組んでおります。
「国外で事業展開を考えている」「日本文化をNYから世界発信したい」という企業様や自治体、アーティストの方は、是非ご相談ください。世界各国の人たちに向けて日本の魅力を発信していきましょう。