2018年6月11日から8月3日まで、RESOBOX LIC(レゾボックス ロングアイランドシティー店)で、「NY日本酒普及作戦」の第2弾として、冷酒の楽しみ方を紹介する企画展を開催しています。
「日本酒の普及? ニューヨークではもう十分知られているのでは」と思われる方もいるかもしれません。確かに日本酒の米国への輸出量は、近年確実に増えています。しかし、認知度はまだ低く「日本酒は1種類しかない」と勘違いしている人も多いのが現状です。
日本の文化をニューヨークから発信し、世界に浸透させるミッションを企業理念とするRESOBOXでは、日本酒がニョーヨーカーの日常に根付くように、日々アイデアを練っています。昨年9月には第1弾として「10種の日本酒と、マリアージュを堪能」する企画展を開催。日本酒は味わいが異なるさまざまな種類があること、そして、食べ合わせによって味がグレードアップすることを紹介しました。また、展示した日本酒をNY市内で提供するレストランやバーを掲載したマップも展示しました。
日本酒の奥深さを体感してほしい!
第2弾となる今回は、熱燗やぬる燗、冷やなど、1種類で何通りも楽しめるバリエーションの豊かさを紹介。中でも、季節柄「冷酒」にスポットを当てた展示にしています。
ギャラリーのレストランスペースでは、菊水酒造(新潟)の本醸造 生原酒「ふなぐち菊水一番しぼり」や喜多屋(福岡)の特別純米酒「蒼田」など6種類の日本酒を、3通りの味わい方で試せます。1つ目は冷蔵庫で程よく冷やした「冷や」。さっぱりとして飲みやすく、香りも爽やかです。2つ目は氷を入れた「オン・ザ・ロック」。時間の経過とともに氷が溶け、まろやかな味に変化。日本酒初心者にも好まれ、近年人気が広がっています。そして3つ目は「シャーベット」。冷凍してスプーンでいただきます。斬新な食べ方ですが、是非お試しを。酒のうま味とシャリシャリとした食感が絶妙で、大人のデザートにぴったり。NYでも女性を中心に人気が広がりそうな予感です。
会場には美しい酒器も展示し、目も舌も満足していただける内容になっています。また、来店した方たちの反応など、ブログで紹介しますので楽しみにしていてください。
RESOBOXではこれまでにも、さまざまな蔵元さまと共に日本酒にまつわるイベントを多数開催しています。これらを含む「NY日本酒普及作戦」には、目指すゴールがあります。それは「日本酒」を第二の「寿司」にすることです。
今となっては日本食の代名詞と言っても過言ではない寿司ですが、50年ほど前までは、ほぼ誰も知らないどころか、知っていたとしても「生魚食べるなんて信じられない」と嫌厭されていました。しかし1970年代に米国で巻き起こったヘルシーブームをきっかけに、魚や穀物が健康に良いと話題になり、誰もが知る日本食になりました。
その後、米国流にアレンジしたメニューが次々と誕生。カニ風味かまぼこやアボカドを包んで巻き寿司状にした「カリフォルニア・ロール」、サーモンとクリームチーズを使った「フィラデルフィア・ロール」など、現地のアイデアが活かされ人気になり、スーパーの惣菜売り場に並べられるなど、米国人の日常に浸透しています。さらに、これらのアレンジメニューは、日本に逆輸入されたことでも話題にもなりました。弊社では、第二、第三の寿司を生み出すためにも、さまざまな普及活動にチャレンジしていきます。
一緒にイベントを開催してみたいという自治体や企業さまは、ぜひご連絡ください。
また、現地で培った幅広いネットワークを駆使し、幅広い企業さまの米国進出支援も行っています。精度の高いマーケティング調査ができるほか、現地視察のアテンドや展示会出店なども可能です。さまざまな専門知識を持つスタッフが在籍し、お客さまのニーズにお応えしています。
- 弊社スペースでの展示、イベント開催、米国進出に興味がある方は、まずはご連絡下さい。https://resocreate.com/contact/
- 過去開催のイベント一覧 https://resobox.com/event/
- 企画展「冷酒の楽しみ方」の英語ページ https://resobox.com/exhibition/sake-for-the-summer-experience-chilled-sake/