2023年4月30日、RESOBOX East Village(レゾボックス イーストビレッジ店)で、新しく「茶道クラス」がスタート。毎月二回開催し、多くのニューヨーカーにご参加いただいています。
本レッスンは、茶道に興味がある人が気軽にスタートできるようにと、畳で正座して行うスタイルではなく、椅子に座ってカジュアルに行う「テーブルスタイル」のクラス。抹茶の世界的な人気から、欧米をはじめとする先進国で注目が集まる茶道ですが、服装や道具、作法などルールが多く、格式が高い印象が先行しています。もともと正座する文化がない米国人でも、お茶を立てたり、理念を学べる構成にすることで、楽しみながら最初の一歩を踏み出していただけます。
講師を務めるのは、茶道上田宗箇流の家元付正教授である長野佳嗣さん。上田宗箇流は、武将で茶人だった上田宗箇(1563~1650年)を流祖とする武家茶道の流儀。仕えていた旧広島藩主の浅野氏が広島城に入城した1619年に広島に入り、それ以来400年以上、広島で守り継がれ、無駄のない直線的な所作を特徴とします。
長野佳嗣さんは、2019年からニューヨークを拠点にし、伝統的な作法を大切にしながらも、茶の湯に現代的な感性や表現を取り入れたスタイルを追求。弊社代表の池澤と意気投合し、欧米人が求める茶道の追求をしながらクラスを開講しています。
アットホームな雰囲気の90分
参加者は人種も年齢もさまざま。20〜70代の男女、5名程度が参加しています。当日は、約1時間半で座学と実技を実施。長野さんの丁寧なレクチャーのもと、和やかなムードで進みます。茶碗や茶筅、棗などは世界緑茶協会(静岡)と日本茶輸出促進協議会(東京)からご提供いただいた道具を使い、抹茶は星野製茶園(鹿児島)の「八女抹茶やまぶき」を使用。クラス後に、気に入った参加者が自宅でも使いたいと購入されるケースもあります。
まだスタートしたばかりのクラスですが、ニューヨークに拠点を置く大手企業からの教室依頼もいただいております。
NYで「日本」をテーマに幅広い事業を展開する弊社は、文化発信はもちろんのこと、米国での事業展開を考える日本企業様との架け橋になれるよう、地元企業様との関係構築を進めております。講座開催や事業展開等についての御相談は随時受け付けておりますので、まずはお問い合わせください。