2022年1月24日、マンハッタンに拠点を構え、一般にオープンされているユダヤ系の文化センター「Marlene Meyerson JCC Manhattan（以下JCC）」から依頼を受け、障害者の方を対象にした「漫画クラス」を開催しました。
JCCの担当者が、センターに集まって日本の漫画を話題に盛り上がる障害者の方々を見て、「日本の講師から直接学ぶ機会があれば、喜ばれるのでは？」との思いから、実施に至りました。
今回のクラスを担当する弊社の講師は、山口県防府市を拠点に活動するわたなべえつこさん（Instagramはこちら）です。大阪ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで似顔絵クルーを務めたり、YAB山口朝日放送でお絵かきリポーターを10年担当したりという経験の持ち主。2021年から、弊社の漫画講師として、米国人向けのクラスを英語で担当していただいています。
わたなべえつこさんのInstagramから
日本の漫画に触れ 真剣な眼差しで作画
当日は、NY市のJCCと、わたなべさんのアトリエをオンラインで繋ぎ、実施しました。
参加希望者は、20、30代の男女10名。
まず最初に、京都・高山寺に伝わる国宝絵巻「鳥獣人物戯画」の話など、漫画の歴史に触れ、その後、鉛筆を使って実際に人物を描きました。ラフな輪郭を描き、中心線などを入れて目や鼻のバランスを取る方法など、基礎から丁寧にレクチャー。何度も描き直したり、先生に質問したり…。画面越しではありますが、真剣に取り組む受講者さんたちの姿が印象的でした。
オンラインで実施した漫画クラスのワンシーン
最後に完成した作品をそれぞれが披露。個性が光る素晴らしい作品をカメラに向けながら、「すごく楽しかったよ！」「時間がもっと欲しい！ また参加したい」と目を光らせながら、感動を伝えてくれました。
弊社では漫画以外に、「墨絵」「盆栽」「生け花」「折り紙」「巻き寿司」などの日本文化クラスを、ニューヨークに拠点を置くさまざまな団体や企業に提供しております。
コロナ禍により、文化教室もオンラインでの開催が普及しました。日本からリモートで日本文化をレクチャーしたいという講師の方（英語でのクラス開催が可能な方に限ります）は、是非ご連絡ください。一緒に日本の魅力を発信できたら嬉しく思います。