2020年8月から21年3月、九州、山口の8県と福岡市、北九州市、熊本市の3政令指定都市からなる九州貿易振興協議会様から依頼を受け、エリア内の中小企業(加工食品関連)20社の米国進出を目標に、 NYの小売店やバイヤーと繋ぐ「オンライン商談会」と商材の魅力を広げる「オンライン料理イベント」(全3回)を実施しました。現在も交渉が続いている企業様がいらっしゃるため、サポートは継続中(2021年6月現在)ですが、プロジェクト自体は無事終了したため、報告いたします。
確実な米国進出に繋がる非日系バイヤーとの商談会を設定
オンライン商談会には焼酎や乾燥椎茸、納豆パウダー、胡麻など、バラエティーに富んだ食品・酒メーカー20社が参加。まずは弊社でそれぞれの商品の米国における認知度などを調査し、各社に合ったバイヤーを選出・交渉しました。
また、日本の各企業へは全体への約1時間の講義を行い、文化差がある米国人バイヤーへの効果的なアプローチ方法やプレゼン方法などをお伝えし、その後各社と個別のオンライン勉強会も実施。商談会当日は通訳等も担い、商談成立をサポートしました。
NYサイドのバイヤーは、確実な米国進出に繋げるため非日系を選出し、アプローチ。米系富裕層向けスーパーのバイヤー、中華系大手卸の社長、リカーショップのオーナー、有名バーテンダー、ミシュラン星を持つシェフら8名の、参加が叶いました。
結果、商談会を2カ月で50回以上開催。コロナ禍にも関わらず大きな成果が得られました。
●詳しい内容はこちらの記事でご覧いただけます
→米国バイヤーへ日本産品を売り込む!「オンライン商談会」を主催しました・前編
→中編
→後編
NYのトップシェフと九州産商材をインフルエンサーらにPR
約2カ月に及ぶ「オンライン商談会」の終了後は、その成功を受け、参加企業の商材を米国人にもっと広めようと、追加で「オンライン料理イベント」(全3回)を受注しました。
21年3月下旬にNYの有名シェフ三名と協力し、同プロジェクトの選抜商品でアメリカ人好みのレシピを制作。完成したレシピは一般のニューヨーカーや飲食関連の方、専門学校の生徒を対象に、Zoomでリアルタイムで公開し、意見を募り、拡散を促しました。当日は商品への問い合わせや注文が多数入ったほか、米国での普及を飛躍させる足掛かりになりました。
●詳しい内容はこちらの記事でご覧いただけます
→①ミシュラン星シェフGeorge Mendesと食関係者らにオリジナルレシピを披露
→②料理の鉄人Jehangir Mehtaシェフと一流シェフの卵に日本食材を PR
→③トップシェフMassariと、NYのインフルエンサーに向けて魅力発信