2022年12月13日、総合情報サービス会社ブルームバーグのニューヨーク本社から依頼を受け、「飾り巻き寿司」の出張クラスを実施しました。ブルームバーグは、金融・経済情報の配信・放送事業を世界各地で展開。ロンドン、東京、香港など約180カ所に拠点を持つ大手です。
今回は、20〜50代の男女30人の社員を対象にプログラムを提供。約2時間で参加者全員が飾り巻き寿司を作って味わい、その後日本酒を飲みながら交流しました。
「積み上げる流れがレゴみたいですね」「カットしたら本当にサンタになっているのか？」など、会話を弾ませる参加者
飾り巻き寿司とは、海苔で巻くご飯や具を工夫することで、切り口が花や動物の絵柄になる、巻き寿司の進化版です。講師は、ニューヨークでは唯一の「JSIA 寿司インストラクター協会」（東京都新宿区）認定インストラクターのベルモンテ浩代さん。今回はクリスマスシーズンに合わせ「サンタクロース」「トナカイ」の2種類をレクチャーしていただきました。
作り方を丁寧に伝えるベルモンテ浩代先生
簀（すのこ）に海苔を敷き、酢飯やチーズ、ビーツで色付けした米などを、積み上げて巻き、包丁でカット。完成した断面を見ると、歓喜の声が上がり、皆さん感激されていました。
少しアンバランスな方がむしろ愛らしく仕上がるため、手作りした個性のあるサンタやトナカイに、大勢が満足していました。また、食品添加物は一切使用せず、食材の色を生かしている点も気に入っていただき、参加人数を増やしてまた実施したいというオファーもいただきました。
米国の大手企業はグローバル化に伴い、社員が外国の文化に触れて教養を身に付けたり、コロナ禍で加速したリモートワーク型の働き方からオフィスへの復帰を促すための福利厚生として、さまざまな国の文化クラスを提供したりするケースが増えています。
弊社はNYで日本文化を発信する企業として、GoogleやNetflix、Airbnb、Dropbox、Microsoft 、Goldman Sachsなどの企業に定期的に「墨絵」「盆栽」「生け花」「折り紙」「漫画」「バラエティーに富んだ日本食」などの文化クラスを提供しております。
昨年まではコロナ禍によりオンラインでの提供が一般的になっていましたが、今年は一気にオフラインでのクラスが急増。来年は、実際に集まって交流する機会がより増えそうな予感がします。
RESOBOXでは日本の文化事業の拡大を目指す団体や企業のサポートも行っております。また、今回の記事のようなケースを含め、弊社の文化クラスの講師として活躍していただける作家の方も募集しています。興味のある方はぜひ気軽にお問い合わせください。
