2024年2月、九州農産物通商様(福岡県)から依頼を受け、福岡県の特産品である「八女茶」の米国市場参入の可能性を探るマーケティング調査を行いました。
日本の伝統的なお茶産地として知られる同県の八女市は、上質なお茶の生産で名高く、その歴史は室町時代からといわれています。現在も、茶葉の栽培から製造、販売までを一貫して行うなど、品質へのこだわりが際立つお茶作りを続ける企業もあり、日本が世界に誇るブランドティーです。
今回は、八女茶に対するNYの現地バイヤーや消費者の反応をリサーチし、類似商品の販売価格や味なども調査するため、コラボイベント2件と、和食店での限定商品の販売、スーパーマーケットでのデモ販売を実施しました。
和食店やベーカリーでコラボ商品を販売
日本酒と寿司が楽しめるバーGouie では、懐石のコースの締めとして「やまぶき 抹茶アイスクリーム」を提供し、抹茶入玄米茶やほうじ茶をお客様に提供していただきました。特にアイスクリームは特にご年配の方から香りも味も好まれ好評でした。
人気ベーカリー「Paya Paya Bakery 」では、「八女抹茶のフィナンシェ」 をコラボ商品として作っていただきポップアップイベントで販売しました。抹茶に親しみのあるアジア系のの方々だけでなく、さまざまなバックグラウンドの消費者からも反応が良く、イベント当日には最も人気のある商品として完売しました。「苦味が少なく、甘さがちょうどいい」と高評価でした。
また、スーパーマーケット「Dainobu」のデモ販売では、深蒸しかぶせ茶や抹茶オーレ、ほうじ茶オーレ、抹茶入玄米茶やほうじ茶のティーバッグを店頭の特設売り場で販売し、消費者の声を拾いながらニューヨーカーの嗜好や価値観の傾向を探りました。
これらの結果を元に、今後の展開案も加えて九州農産物通商様に提出いたしました。弊社では引き続き、八女茶の米国市場への参入を成功させるため、全力でサポートして参ります。