イベント

【イベント】 落語家・立川こしらさんのニューヨーク初公演を開催

 2019年3月29日、RESOBOX East Village (レゾボックスイーストビレッジ店)で、国内外で活躍する落語家、立川こしらさんの公演を開催しました。
立川こしらさんは、故・立川談志さんが創設した「落語立川流」の真打ち。談志さんの孫弟子にあたります。格式に捉われず「面白さ」を追求した公演をされていたり、家を持たずに各地をめぐる生活を送っていたり、大好きなスマホゲーム「ポケモンGO」のキャラクター集めを世界各地での公演で楽しまれていたり…(笑)。その自由で、純粋な人柄から「落語界の異端」とも呼ばれる若手落語家です。
(※真打ちとは、落語家の位。その身分は「見習い」「前座」「二つ目」「真打ち」からなり、真打ちに昇進すると寄席でとりを務められたり、弟子を取ったりすることができます)

日本伝統の話芸 間口広げる

 1996年に立川志らくに弟子入りし、2012年に真打ちに昇進。活動は多岐にわたり、ラジオ番組でDJを務めたり、ウェブ製作をしたり、無農薬農業をされていたり…。面白いと感じたことには何でもトライし、とにかくアクティブ。経験された日常を落語のネタにされています。「落語は基本的に庶民の笑い話。誰でも楽しめる幅広い芸能です。難しい勉強なんて不必要。古典落語を古い芸能と捉えるか、新しい表現方法と捉えるか。それは個人次第なんですよ」と、語られており、落語の間口を広げられています。

落語初心者も笑える! 問答無用の面白さ

 「高座(こうざ・落語家が座る舞台のこと)には落語家が一人。あとは扇子と手ぬぐいだけです。どう受け入れるかは聞き手のイマジネーションにかかっています。敷居が高い、難しそうと思わず、未体験の方にもぜひ楽しんでほしいです」。そんな呼びかけに集まったのは、落語未体験のニューヨーカーを含む約20人。今回は日本語ならではの話芸を実演。約2時間半の公演で、意表を突く言葉遣いや破格の身ぶりを披露し、観客たちを笑いの世界へ誘いました。「この機会にもっと聞いてみいたい」「落語に興味が湧いた」という声も多数寄せられましたよ。

 立川さんについてもっと知りたいと思われた方。日本各地で開催されている公演に足を運んでみるもよし、今年1月に出版された「その落語家、住所不定。タンスはアマゾン、家のない生き方」(光文社新書)という本を読んでみるもよしです! ぜひチェックしてみてくださいね。

  RESOBOXは、日本文化と多文化が互いに響き合い、新しいものを生み出す場を創出しようと、NYで創業しました。日本文化を核にしたパフォーマンスをNYで披露したいとお考えの方は是非ご連絡ください。また、弊社では上記のような文化事業に加え、海外進出支援サービスも行っております。マーケティングリサーチやイベント出店、米国に合わせた商品開発に関する相談はもちろん、NY在住のアーティストとのコラボレーション企画などもご提案できます。興味がある企業さまはご連絡ください。

弊社スペースでのイベント開催に興味がある方はメッセージをお待ちしています。
落語家・立川こしらさんのニューヨーク初公演の英語ページ