イベント

TEDxCUNYでの招待アーティスト参加と日本文化教育の第三フェーズ展開

弊社は、5月2日にニューヨークのジョン・ジェイ・カレッジ・オブ・クリミナル・ジャスティス(John Jay College of Criminal Justice)で開催されるTEDxCUNYイベントに招待アーティストとして参加し、約30名の来場者を対象とした1時間半の墨絵クラスを提供いたしました。

TEDxCUNYのステージでプレゼンテーションを行う講師。背景にはTEDxCUNYワークショップのロゴと複数のパートナー企業ロゴが表示されたプロジェクションスクリーンが見える。オレンジ色に光るTED CUNYの文字が舞台前面に表示されており、会場の観客が着席している。RESOB­OXによる日本文化教育イニシアティブの第三フェーズ開始を示す教育機関でのプレゼンテーション風景

創業15年の歩みと三段階の事業展開

弊社は、創業以来、ニューヨークにおける日本文化教育の普及と深化に取り組んでまいりました。その過程は、三つのフェーズに分けられます。

第一フェーズ(初期10年間):一般向け日本文化クラスの確立

日本の文化クラス講師たちとの密接なコミュニケーションを通じ、ニューヨークの人々がいかに日本文化を咀嚼・理解するかを相互に考察しながら、一般のお客様向けに約10種類の日本文化クラスを継続的に展開してきました。この段階では、文化の真正性と市民への親近性のバランスを重視し、着実なクラス基盤を構築することに注力してまいりました。

第二フェーズ(過去5年間):企業向けクラスと課題解決型プログラムの開発

第一フェーズの成果をもとに、企業や組織を対象とした新たな提供モデルを構築しました。単なる文化体験の提供にとどまらず、企業が直面する様々な課題に対し、日本文化クラスがいかに解決策となり得るかを探求する段階です。企業の担当者との綿密な対話を重ね、一つ一つのプログラムを企業の具体的なニーズに合わせてカスタマイズし、提供してまいりました。

第三フェーズ(現在開始):教育機関における日本文化教育の統合

今回のTEDxCUNYへの参加は、弊社が第三フェーズへ移行する象徴的な契機となります。本フェーズの目標は、ニューヨークシティの幼少教育から中等教育、さらには高等教育機関に至るまで、様々な教育機関において、日本文化教育がいかに学生たちの学習をより豊かにするかを探求することです。

弊社は、既存のカリキュラムを置き換えることではなく、日本文化のエッセンスを各学校のプログラムに組み込み、教育全体を充実させることを目指しています。折り紙がアメリカの教育現場で一般化したように、生花や墨絵、その他の日本文化要素が、ニューヨークの教育プログラムの一部として自然に根付くことを目標としております。

今後の展開

弊社は、ニューヨークの各教育機関の担当者と対話を重ね、各校の生徒に対してカスタマイズされた日本文化クラスを丁寧に提供していく予定です。5~10年のスパンで、段階的かつ継続的に、地元の教育機関とともに歩みを進めていくことを予定しております。

日本文化が持つ教育的価値を、ニューヨークの次世代を担う若者たちに届けることが、弊社の使命です。

TEDxCUNYで開催された墨絵ワークショップの教室風景。黄色と白の壁が特徴的な明るい教室に、多様な背景を持つ約30名の参加者が白いテーブルに着座している。参加者たちが墨絵の説明書や見本を前に、講師の指導を受けている。伝統的な日本の墨絵技法を学ぶための実践的なワークショップの様子 墨絵ワークショップの参加者が、竹や植物をテーマとした墨絵の制作に取り組んでいる接写。毛筆を持つ参加者の手元、白い和紙に描かれた黒いインク画、そして墨絵の技法を示す見本が机上に配置されている。伝統的な日本文化技法の実践学習を示すシーン。TEDxCUNYの教育プログラムにおける日本文化統合教育の実例